地場木材と異種材を機能的に組合せ、
木材特有のひび割れやねじれを抑制しました
地域の産学官企業連合
で木材を屋外に活かす
特許出願済1件 実用新案登録2件 商標登録1件 意匠登録9件(類似含む)
北海道あさひかわは世界でも稀な積雪寒冷地です。
雨・風や寒暖差(夏30℃、冬−20℃)積雪への強度・耐久性が求められます
地域毎の特性や利用目的、接地場所等によって求められる機能は様々です
私たちは求められるエクステリアの一品ごとに使い勝手のよさを追究
利用される方が求める機能を満足に制作者が意図して提供できるよう
イメージパースで発注の概要を確認させていただき
大学・研究機関のアドバイスと制作パートナーの創意工夫を盛込んで
必要な機能と経済性のバランスを構造計算・設計図・積算内訳書にして
地域の特性と個性を活かすオリジナルな提案をいたします
地場木材の「カラマツ」を様々なエクステリアで活用するにあたって
私たちは先人が築いた伝統・歴史・文化を地域特性と共に大切にして
公共工事で求められる品質確保やコスト縮減・生産性の向上を念頭に
安全・環境・景観・リサイクルをキーワードとして
情報化を活かす地域内外のパートナーと産学官ワークグループの体制で
デザインビルド※1
を基本に提案・制作を進めています。
また近年は北欧のモノづくりの捉え方
「ラストユース※2」
を
新しいこれからの手法の一つとする自主研究に参加しています
地域コンソーシアム
の開発目標
地域にある素材と技術、設備を活かす新しい事業開発で
当然求められる周辺環境はもとより
地球環境への影響抑制のための省資源・省エネルギー、リサイクルに取り組み
経済性向上のための品質・耐久性と施工精度を追究し
さらに安全性を高める.作業環境の向上や省人・省力化に
工夫を凝らす地域産学官ワークグループの体制で
材・工のイニシャルコストと維持管理のランニングコストを
トータルでとらえる提案・制作を基本に進めています
「木材特有」の「ぬくもり」や「やさしさ」を大切にする
「えぞ木 カムイ」の特性は
1.周囲になじむ景観形成デザインが豊富になりました
2.積雪寒冷や台風に十分な強度・耐久性を備えました
3.部材のプレハブ化で現場製作を大幅に削減しました
4.部品交換や補修のメンテナンスが容易になりました
木と異種材(鉄類やコンクリート等)を組み合す独特工法の活用効果
木材が腐食し易い部分ではコンクリートや鉄類を換りに使う「非接地工法」を原則に
構造部には鉄やコンクリーなどの異種材で強度・耐久性の構造性能を確保し
表装部に利用する人たちの感性を大切にする地場木材を外装する独特のデザインで
プレハブ化を進め建設工事の四大原則「品質・出来形・工期・経済性安全性」を盛込みます
地域コンソーシアム
での開発体制
数年かけた開発研究から北海道での
デザインビルド
の提案制作が8年になりました
木材関係の企業に建設、鉄工、電気等の異種ノウハウを盛込む地域融合化事業として
様々な用途に使える「カラマツの高機能広価格帯品」開発とその業態つくりに
道立林産試験場や工業試験場、東海大学などのアドバイスをいただき
建設技術者とデザイナーが企画設計監理に共働でコーディネートする
全国でも稀な企業として設立された「シスコン・カムイ」を中核にして
産学官ワークグループの地域企業連合
が誕生しました
北海道内外の展示会等で仲間つくりを
同意と共感を得るパートナーシップを共有することで参加メンバーが拡大しています
これまでの地域コンソーシアム
の実績
これまでの数々のオリジナル開発に
「優良道産品推奨」「北の産業デザインコンペ」や「北海道工業技術力ワンランクアップ」
「あさひ中小企業優秀新製品賞」、「グッドデザイン」等
北海道内外から多くの
評価
をいただきました。
北海道のコンソーシアムから全国ネットへ。
この北海道だけの地域事業に関心をもった九州の自治体との交流から研修生を受け入れ
同様の主旨で九州の「スギ」を活かす地域事業プロジェクトを進めています。
北海道から九州へ全国的にも稀といわれる事業ノウハウの技術供与を進めたきっかけから
鳥取、石川、静岡、長野、宮城の各県でも全国ネット参加の模索がはじまりました。
また、熊本との交流成果が北海道にUターンして
近隣市町の森林組合がリーダーになって進める同様の地域事業支援がはじまりました。
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